カードキャプターさくらに熱中した年末。【クロウカード編】

みなさんは「カードキャプターさくら」をご存じでしょうか?

 

知っているという方も、知らないという方も、問答無用でこれから知っていただきます。

 

カードキャプターさくら」とは、1996年から2000年にかけて「なかよし」で連載していた少女漫画です。原作はCLAMP先生が描かれています。「クロウカード編」「さくらカード編」の2部構成となっており、1998年からはアニメも放送され数多くの少年少女を魅了した作品として世に知られています。

 

また、2016年に復活。再び「なかよし」にて「クリアカード編」の連載が開始されます。こちらも2018年にアニメ化。今月発売のなかよし1月号にて完結となりました。CLAMP先生、本当にありがとうございました。

 

そんな「カードキャプターさくら」ですが、筆者は幼少期にやんわりと見たことがあるな~ぐらいの記憶と、「クリアカード編」のアニメは見てたな~という断片的な知識しかありませんでしたので、ちょっとずつ「クロウカード編」「さくらカード編」についても観ていくことにしました。息抜きのつもりで。

 

息抜きのつもりだったんです。本当に。

 

てか本当に息抜きとして見てましたよ、最初の方は。でも面白すぎるのよこの作品。あまりにもハマりすぎた結果、日常に支障をきたすレベルに頭の中が「カードキャプターさくら」一色になってしまったため、一度ここでアウトプットをさせていただきます。。。年内の狂いは年内に済ませる。煩悩の数だけ記事を書きましょうね。

 

ということで今回は「クロウカード編(アニメ)」に絞って紹介させていただきます。3編全部紹介するとめちゃくちゃ長くなってしまうので。

 

 

クロウカード編のあらすじ

さて、いろいろと御託を並べましたが、CCさくら・クロウカード編のストーリーについて、まずはご紹介させていただこうかと思います。

 

 

主人公・木之元桜は友枝小学校に通う小学四年生。元気が取り柄の女の子です。

 

ある日、さくらが小学校から帰ると家の中から物音が。「まさか、泥棒さん!?」と身構えるさくら。とりあえず音がするお父さんの書斎に入ってみます。すると、そこには誰も居らず、「クロウ・ブック」と書かれた不思議な本がありました。

 

その本を開いてみると、なにやら長方形のカードが保管されているみたいです。一番上にあるカードは「風(ウインディ)」。読み上げてみると、風が吹き荒れカードがバラバラに飛んで行ってしまいました。

 

同時に目覚めたカードを守る封印の獣・ケルベロス(ケロちゃん)によると、カードはクロウ・リードという魔術師が作ったもので一枚一枚が別々の意思を持って生きており、封印が解けると好き勝手に行動してしまうとのこと。ケルベロスはこのカードたちを取りまとめ、封印する役割を担っていたが、職務を放棄し30年ほど居眠りをしていた。ダメやん。

 

何はともあれ、クロウカードが使えるということは、さくらにも多少なりとも魔力があるということらしい。ケルベロスはさくらを世界でたった一人の「カードキャプター」に任命し、さくらに「封印の杖(封印の鍵)」を与えます。

 

各地で災いを起こすクロウカードが現れた時は、カードキャプターさくらの出番。実体化して悪戯を働く彼らをカードに戻すのがさくらちゃんのお仕事です。

 

基本的には1話完結でクロウカードをどんどん封印していくストーリーになっています。サクサクと進んでいくなかで様々な事実が明かされるテイストになっているので、大人でも飽きず楽しむことができるアニメとなっております。

 

登場人物の紹介

お次に登場人物のご紹介。メインキャラに絞って解説いたします。

 

・主人公 木之元桜(さくらちゃん)

 

 

本作の主人公・さくらちゃん。特徴は、とにかくかわいくて元気。かわいい。

友枝小学校に通う小学四年生で、得意な授業は体育と音楽。特に体育に関しては運動神経が抜群であり、ローラースケートで登校したりみんなの前でバク宙したりと並外れた身体能力を誇ります。苦手な授業は算数。

 

性格に関しては元気で、明るく前向き。あと結構天然なところがある。素直な感情を全面に表現しているシーンが多く、大変かわいらしい。困ったときには「ほえ~」、好きな人に見惚れたときには「はにゃ~ん」など独特の語彙があり、かわいい。

 

クラブはチア部に所属している。たまにバトンを頭の上に落とす。かわいい。

 

家族はお兄ちゃん(桃矢くん)とお父さん(藤隆さん)の3人であり、お母さんを幼い頃に亡くしている。お父さんは料理も裁縫も洗濯もなんでもできるスーパーマンだが、忙しいお父さんに代わってお兄ちゃんとともに家事を手伝っている。裁縫だけはちょっと苦手なようだが、料理はおいしそう。

 

ほぼほぼ事故のような形で意図せずクロウカードを街中にばら撒いてしまった張本人。日々カードキャプターとしてクロウカード集めに奔走している。

 

お兄ちゃんの友達である「雪兎(ゆきと)さん」のことが好き。

 

大道寺知世(ともよちゃん)

 

 

さくらちゃんのクラスメイトであり、一番の親友と呼べるポジションの女の子。魔法が使えない人々の中で数少ないさくらちゃんがカードキャプターであることを知っている人物である。さくらちゃんがカードを捕まえに行くときは知世ちゃんもほぼ必ずと言って良いほど同行し、魔法が使えないなりに協力してくれる頼もしい味方だ。

 

おもちゃメーカーのお嬢様であり、口調も柔らかく「○○ですわ」と品の良さを感じさせる。性格はやさしさそのものであり、人生を何週すればその境地にたどり着けるのかと聞きたくなるほど慈愛の心に満ちている。その心はさくらちゃんだけでなく、他のクラスメイトにも向けられることもあり、大変察しがよく、周りを優しく包み込む心の広さがみられる。

 

コーラス部に所属しており、ソロパートをもらうなどエース級の活躍をしている模様。実際、知世ちゃんが歌う話は何回かあるがとてつもなく可憐に響く声である。かわいい。

 

そして一番重要なことは、さくらちゃんを溺愛していることだ

 

さくらちゃんを好きすぎるあまり、カードを捕まえに行く際のコスチュームを自作してさくらちゃんに着てもらい、その様子をビデオで撮影するというちょっと変なとてもすばらしい趣味を持っている。撮影したビデオは家で何度も見返しているらしい。怖。

 

そう。CCさくら魔法少女ものではあるが、変身シーンは謎の光に包まれるアレではないのだ。知世ちゃんが作った数々の衣装をワゴン車で持ち寄り、そこで着替えて出撃するというセルフ変身スタイルを取っている。

 

そして、オタクたちは知世ちゃんに感謝しなければならない。さくらちゃんのかわいい衣装を作ってくれているのは、ほかでもなく聖母知世様なのだから。そしてその活躍を撮ってくれているのも、知世様なのだから。だから多少強引なところがあっても、優しく見守ろうではないか。

 

ケルベロス(ケロちゃん)

 

 

クロウカードを守る(守ってはいない)封印の獣。今は自身の魔力をほとんど失っており、本来の姿に戻ることはできず、ぬいぐるみのような姿をしている。熊?猫?ライオン?よくわからない生物である。ケロちゃん曰く「真の姿は今よりもっと格好ええ」とのこと。本当かな?気になった方はCCさくらを観てみよう。

 

関西弁を喋る。一人称はワイ。甘いものが好きで、さくらの分のお菓子をおねだりするなどとにかく目がない様子。

 

性格はいい加減なナルシストであり、知世の撮ったビデオを見てはカッコよく撮れているか確認している。

 

職務放棄はしていたもののクロウカードについて詳しいので、さくらにアドバイスをするキャラとして活躍する。落ち込んでいるときは元気づけてくれるいいヤツでもある。ちなみに、さくらが学校に行っていて誰も家にいない間はテレビゲームに勤しんでいる。姿がおっさんであれば自宅警備員である。

 

李小狼(リ・シャオラン)

 

 

さくらちゃんのクラスに香港から転校してきた男の子。クロウ・リードの遠い親戚で、魔法が使える。さくらと同じくカードを集めるライバルとして登場する。カードを探し出す羅針盤を持っていたり、呪文の詠唱が中国語風になっていたりとさくらの魔法とは違った点がいろいろある。

 

アニメ版では8話から登場するが、初めて会ったときはさくらに対して険しい視線を向けていた。さくらのことを実力不足だと判断し、「残りのカードは俺が集める!だからカードを寄越せ!」と言うなどなかなか険悪なムードである。その後もほぼ毎回クロウカードが現れたときには小狼が居合わせることになる。その過程でなんだかんださくらと協力するようになっていく。

 

性格はとにかくシャイボーイ。すぐ顔が真っ赤になったり気になる人とすれ違うと逃げ出してしまったり、可愛いやつなのである。

 

李苺鈴(リ・メイリン)

 

 

小狼のいとこ。チャイナ娘。小狼のことが好き。小狼の婚約者であることを堂々と公言している。とにかく頭の中は小狼でいっぱいなのである。

 

アニメでは20話から登場する。気の強い性格で、はじめは小狼以外全員にツンツンした態度をとっていたが、後々仲良くなっていく。

 

魔法使いの名家的な扱いである李家に生まれながらも、魔力は全くない。しかし、中国拳法の達人であり、時折カードと戦うことがある。

 

まさかのアニオリキャラであるという事実。記事を書くまで知りませんでした。(筆者は数日前に単行本全巻ポチって到着待ち)

 

・木之元桃矢(お兄ちゃん)

 

 

男子高校生。同じクラスの雪兎と一緒に学校に登校しているため、雪兎さんに会いたいさくらはお兄ちゃんと一緒に登校することになる。

 

さくらのことをいつも「怪獣」とからかっている。しかし、「あいつで遊んでいいのは俺だけだ」と話すなど重度のシスコンぶりを発揮しているだけなのである。あと本当は優しい。さくらのピンチなどにはそっと手を差し伸べてくれることもある。

 

容姿端麗、運動が得意で女子にモテモテなイケメン君であるが、女の子からの告白をなぜか断ってばかりだ。複数のアルバイトをしており、さくらが友達と遊びに行った先々で店員として現れることもある。いついかなるときも見守っていたいらしい。

 

小狼がさくらと初めて会ったとき、クロウカードを巡って喧嘩をしていたところに駆けつけた。以降小狼のことは小僧と呼び、両者はいがみ合うことになる。男心は複雑ですわね。

 

月城雪兎(ゆきとさん)

 

 

お兄ちゃんの同級生。いつもおっとりとしていて優しい素敵な人。桃矢くんと同様運動が得意で、色々なスポーツの助っ人として試合に出ているらしい。

 

雪兎さんは両親がおらず、祖父母と一緒に暮らしているが、旅行好きなためよく家を空ける。そのため木之元家を訪れ一緒にご飯を共にすることがしばしばある。

 

あと華奢な見た目の割にメシをめちゃくちゃ食べる。ドン引きするぐらい食べる。いっぱい食べるのは元気な証拠なのである。

 

おっとりとした雰囲気がすべてを包み込んでしまう癒し系の人。小狼とさくらの喧嘩を優しく仲裁した。その結果小狼君の中の何かを目覚めさせてしまったらしい。

 

・木之元藤隆(お父さん)

 

 

さくらちゃんと桃矢くんのお父さん。大学で先生をしており、考古学について教鞭をとっている。妻である撫子さんを亡くしたが、シングルファーザーとして2人の子供に存分に愛を注いでいる。

 

誰に対しても穏やかかつ丁寧な口調で接するデキる大人。料理や裁縫などが得意で子供たちに手伝ってもらいながらも完璧に家事をこなしている点も最強たる所以なのである。優しい。

 

木之元家の子供は2人とも運動が得意であるが、それは藤隆さんからの遺伝なのである。大学の先生になれるぐらい頭が良いのに尚且つ運動もめちゃくちゃ出来るだなんてずるい。優しくていい人です。

 

筆者が考えるCCさくらの魅力

やはり、なんといっても登場人物がみんな可愛いことである。さくらちゃん、かわいいですよね。知世ちゃん、かわいいですよね。李くん、かわいいですよね。みんなみんなかわいいですよね。ね。ええ、ほんとに。

 

主人公であるさくらちゃんの衣装は毎回変わる。これはキャラクター紹介のところでも述べた通り知世ちゃんの自作品であるが、クオリティが半端なく毎回超かわいい。二次元的な服が好きな方にはたまらない作品となっている。また、私服もみんなオシャレだ。出かけた先で急に怪異が起きてそのままカード封印というパターンも勿論ある。その時は知世ちゃんの衣装は着てもらえないわけだが、では残念回かというとそんなことはない。普段からさくらちゃんはかわいいのである。

 

あと、世界観がとても優しく安心して観ることができる。登場人物に嫌な奴がいない、敵意というものが存在しない。これは嬉しい。

 

本作はかわいい魔法少女がカードを捕まえる、というのが趣旨となっているが、少女漫画なので恋愛関係はつきものである。つまり、デートシーンがある。そしてこれはアニメ版のみの話にはなるが、デートシーンはやわらかい雰囲気のアニメーションに特別な挿入歌が流れる。オープニングでも、エンディングでも、そのアレンジとかでもなく、その回のための挿入歌である。これが非常におしゃれであり、めちゃくちゃ良い。(40話のみんなで遊ぶシーン、天才)

 

加えて、乙女チックな良さだけではなくドラマ的な良さもある。カード集めや、様々なイベントを通じて、亡くなったお母さん含めさくらの周りの人々について少しずつ知ることができる。不思議な出来事が発生→さくらが解決というお決まりのプロセスに一切飽きず観続けることができたのはこの要素が大きい。

 

さくらちゃんは作中を通して大きく成長する。正直、ケロちゃんが職務怠慢で寝ていたのがアカンのであって、さくらが詠唱するだけでカードを使えるような魔力を持っていたのはたまたまである。よってカード集めに付き合う義理はないのだが、この街に住む大切な人たちのことを想って危険な目に遭ってでもカードを集めている。そのうちに責任感が生まれ、自らすすんで使命を全うしていく姿は見る人に勇気を与えてくれる。

 

また、さくらの他者を思いやる気持ちはカードにも向けられる。そもそもカードが原因で災いが起こるというのは、主を失ったカードたちがどうしていいかわからず露頭に迷っている状態とも解釈できる。そんなカードたちを思いやり、力で屈服させるのではなく、交流を図り、仲間になろうとする姿勢が端々にある。事実、さくらはカードとの思い出を大切にしている。

 

そもそも、魔法を道具としてではなく、ある種擬人化と言うか、なにか意思を持った精霊的な形として扱うという設定がめちゃくちゃ面白い。「エクスペクトパトローナム」や「ベホイミ」がそれぞれビジュと意思を持っているようなものだ。なので、カードが納得した場合自ら封印されたり、活躍した人を自身の主として認めるなどの行動をすることがある。斬新な設定でとても面白かった。

 

まとめ

総じて言うとカードキャプターさくらはめちゃくちゃ面白い作品です。かわいい。本当は筆者のお気に入り回についても書きたかったけど、ネタバレありきになってしまうから今度の機会かな、、、

 

さくらカード編についても近いうちに語りたい!さくらカード編の方はかなり少女漫画色が強くなるので、おじさんには無理かな、、と思っていたら爆裂にハマってしまった。当時男女問わず大きなお友達を生んだというのも納得です。

 

最後に強火のコメントをしておくと、筆者はミラーのカードと桃矢くんの絡みが滅茶苦茶好きです。クロウカード編で言うと25話、39話。非常に良いものを見せて頂きましたって感じ。本当に良いよ。

 

あと、山崎くんがなんだかんだ好き。山崎くんがつくカスの嘘にしっかりツッコミを入れる千春ちゃんの関係性が好き。以上。